リーバイスヴィンテージについて

こんにちは!アメカジ、ヴィンテージ古着買取専門店STEPの坪内です。
ヴィンテージってどの年代からなの?そもそもヴィンテージてなんなの?って思われてる方も沢山い
らっしゃると思います。完成度が高いものや古くて価値が高い、年代物のアイテムなどの事を言いま
す。元々はワインの当たり年を意味してるみたいですよ。ワインも昔の年号ほど値段が高かったり良
い味しますよねぇ、古着にも近い物があるように私は思います。
昔は現代のように大量生産がなく労働者の為に作られてきた衣料ばかりでした。年代を重ねるにあた
り見直しをされファッション性のあるものに変わって行きました。そこでヴィンテージに一番相応し
いブランド、Levis (リーバイス)今回はデニムについてご紹介していきたいと思います。







リーバイスの歴史からすればまだ古いモデルもございますがこちらは
501 BIGE 60年代オリジナル
この年代のデニムをお持ちの方はまだいらっしゃるかと思います。歴史を物語っていますねぇ、
リペア跡がございますが現行にはない縦落ちが綺麗です。色もまだ残っており雰囲気良いです。
ディティールについてご説明させて頂きますね。
※赤タブ不均等V 66年あたりまで左右均等でした。年代を見分けるにも良いと思います。
※隠しリベットなし カンヌキになってます。BIGEといえばリベットがないのが特徴です。
※フロントトップボタン横がVステッチ 平行ステッチだと後期になります。
紙パッチのステッチもVステッチと同じ糸になります。作業工程が一緒に行われていたみたいです。
※トップボタン裏6 こちらは工場番号と思われ、古くなるとアルファベットになり新しくなると二桁の番号が刻印されていることがあります。年代で番号が違ったりするので注目してみて下さい。
※長足R釦 トップボタンから後のボタンに注目し LEVI STRAUSS&CO. と刻印のRの軸が長く飛び出しています。55年あたりからビッグE後期の70年ごろまでの仕様になっていたみたいです。
※ポリエステル糸 ウエスト裏のチェーンステッチの糸にポリエステル糸が使用されています。
BIGEあたりからこの糸が使われているみたいです。綿の糸よりも強度があります。ここにも時代を感じますね。
見方によってはただの履きつぶしたジーンズと思われる方もいるかと思います。しかし何十年と時が
たち技術の向上でどんどん変化していった代表的なデニムブランド。ボロボロでも価値があります。
古くて状態が良ければ高値が付くことが多いのでタンスの奥に眠ったままのジーンズを一度チェック
してみてはいかがでしょうか。